頭痛の改善には、鍼灸治療が効果的です
頭痛は、経験のある方がほとんどだと思います。
頭がずきずきしたりがんがんしたり、とても不快な症状です。
頭痛には、脳内出血やくも膜下の血管障害などの重篤な病気がある場合もありますので、病院で受診されてから鍼灸に来られる方も多いです。
鍼灸治療で有効とされている頭痛は
・緊張型頭痛
・片頭痛
・群発性頭痛
となります。
緊張型頭痛
頭痛の70~80%はこの緊張型頭痛といわれています。
両側の後頭部から首、頭の横側、額にかけて起こり、締め付けられるような鈍痛や締め付けられる感じがある。
痛みは徐々に起こり比較的長く続き慢性、再発性がみられる。
片頭痛
頭の片方がズキズキと波打つような痛みがあります。
頭痛が始まる前に目がチカチカしたりギザギザした光が見える(閃輝暗点)片頭痛もある。
階段の昇降や身体を動かすことで頭痛の強さが増強してしまう。
光や音に敏感になり暗く静かな部屋で横になると少し和らぐ。
吐き気や嘔吐する人もいます。
頭痛発作は4~72時間程度続いて、自然に回復します。
群発性頭痛
片側の目の奥にかけてキリで突くような激しい痛みを短時間に繰り返す。
数日から数週刊集中的に起こり、1~数年に一度ほぼ同じ時期に反復する。
(各頭痛の特徴)
緊張性頭痛 | 片頭痛 | 群発性頭痛 | |
症状 |
締め付けられるように痛む | ずきずきと痛む | 片方の目がキリで疲れたように痛む |
頻度 | 成人の22% | 成人の8% | 0.5% |
周期性 | なし | あり | あり |
性差 | なし | 女性に多い | 男性に多い |
前兆 | なし | 閃輝暗点など20%に | なし |
頭痛の原因について
一番頭痛の中で多い緊張型頭痛について考察します。
頭痛はなぜ起こるのでしょうか?
頭が痛いと、頭の芯から痛みを感じます。
頭の中がどうにかなったように感じます。
ですが、脳細胞自体には、痛みを感じる受容器がありませんから頭の中が原因とは考えにくいのです。
上記の重篤な脳の症状以外は、頭を覆っている筋肉や筋膜が固く緊張し引っ張られることで、痛みを誘発しているのです。
筋肉の緊張は、何かのサインが届いたときに起こります。
そのサインは様々です。
風邪をひいたときなど、頭が痛くなった経験をされた方も多いと思います。
また、頭痛が継続すると、自律神経機能に影響して、吐き気を伴うこともあります。
頭痛と鍼灸治療について
頭痛鍼灸治療コース
頭痛の原因となっている感覚器(目・鼻・耳・のど)の鍼灸治療を行います。
顔用の細い鍼・熱くないお灸・赤ちゃんにも使えるローラーでその方に合ったツボに施術を行います。
頭にも鍼をします。
頭痛があるときはストレスが溜まっているときも多いのでお腹の施術は重要になります
首や肩・肩甲骨など凝っている部分に鍼やお灸・ローラーをしていきます。