※勉強会に参加した内容を忘備録・資料とするために書いていきます。
気功
気功とは 古代中国から伝わる「気」を感じてコントロールする技術のこと。
東洋医学では人間の身体には『活動エネルギー(気)』が流れていて、この流れが詰まったり量が減ると病気になると考えられている。
人間の体の中には川のように「気」が流れるライン「経絡(けいらく)」があり、出入りのポイントが「経穴(けいけつ)」つまり「ツボ」である。
中国拳法の映画で拳士たちがポーズをするのは、経絡を開いて気を出しやすくするため。
気
人間の気は基本的には食べ物と空気が原料となっている。
天地自然には気というエネルギーが充満している。
良い土地のエネルギーや宇宙から降り注ぐエネルギーもある。
中国医学では薬膳で普段の食べ物を改善し気功でよい呼吸をすると寿命が延びると考えられている。
気功は天地自然と一体になる技術
法老功(ほうろうこう)
北京中医薬大学の気功学教授の劉天君先生が嵩山少林寺(すうざんしょうりんじ)で収集した気功
一定の経絡を刺激する動作と呼吸を繰り返すことで気を感じやすい状態を作る。
人間は普段、運動を意識、呼吸を無意識でしているが法老功ではこの脳の働きを逆転させる。「呼吸は意識、運動は無意識」
少林寺は禅寺なので瞑想のレベルを深くするため気功を行うようになった。
【法老功の気功】
①鶴の気功 陽の気功 督脈を開く 息を吐くことに意識を集中する
天の気と地の気を臍の前で混ぜて小さい太極のボールを大きな太極のボールに拡張し、また小さな太極のボールに収縮する。
鶴が天空に飛んでいくようなイメージ。
②亀の気功 陰の気功 任脈・衝脈を開く 地の気を感じる 息を吸うときにおなかを膨らませ臍下丹田まで女性は子宮の辺りまでエネルギーを吸い込む
息をゆっくりと吐き、吐き切ったら息が自然と入ってくる。
亀が水底をゆっくりと歩いているような静かなイメージ。
太極ボールを回転させているような感じ。
③宇宙功 陽の気功 陽維脈・陽蹻脈を開く 天の気を感じる
大きく息を吸いながら両手を広げていく。この両手はアンテナとなって宇宙(天)に充満しているエネルギーを頭上に集める。
両手で集めたエネルギーのボールを臍の前まで持っていく
④ボール気功 帯脈を開く
臍の前で息を吸いながら両手の間を広げていくと天地自然の気が集まってくる。
息を吐きながら両手の間を縮めていき集めたエネルギーを濃縮していく。
両手の間には「あたたかい感じ」 「ピリピリする感じ」 「静電気のような感じ」など気の感覚を感じることができる。
⑤瞑想 Visionを得て気の世界に入る。 直感を開発する。
ボール気功で集めてきた気を全身になじませる。
印堂(眉間の間)にある第三の目の前に白いスクリーンがあるとイメージする
その第三の目でスクリーンを凝視する。
瞑想後再び①鶴の気功②亀の気功③宇宙功④ボール気功⑤瞑想のサイクルを繰り返す。
繰り返すたびに気への理解が深まり、気が強くなっていく。
一日10分程度でも毎日続けると気が強くなり、健康になる。